IT技術早わかりくん

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MTBFとは

MTBFとは、「Mean Time Between Failures」の略称で、平均故障間隔と訳されます。これは、製品やシステムの信頼性を表す指標の1つです。

 


MTBF は、ある製品やシステムがどのくらいの期間正常に稼働し続けられるかを示す数値です。具体的には、同じ製品やシステムを多数稼働させた際の平均的な故障間隔の時間を表します。

たとえば、ある製品のMTBFが10,000時間と表示されていれば、その製品を多数稼働させた場合、平均的には10,000時間ごとに1度故障が発生すると考えられます。つまり、高いMTBFの製品ほど、長期間にわたって安定して稼働できる可能性が高いということになります。

MTBFは製品の信頼性を示す指標として広く使われており、製品選定の際の重要な判断基準の1つとなっています。また、製品の設計や製造プロセスの改善にも活用されます。MTBF の値が高ければ高いほど、その製品やシステムの信頼性が高いと評価されるのです。