IT技術早わかりくん

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Django rest frameworkのserializerとは

Serializerは、Python のデータ型をJSONXMLYAML などのフォーマットに変換し、APIを介してクライアントに送信できるデータを生成するものです。また、クライアントから受信したデータを、Djangoモデルのインスタンスや辞書などのPythonデータ型に変換するためにも使用されます。

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DRF(Django REST Franework)で開発するときに、実装してる時間が長くなりやすいのがこのserializerです。大きくなりすぎると実装もtestも大変になるので、適度に分割するのをおすすめします。

Serializerの設計
Serializerは、APIの各エンドポイントに合わせて設計されます。各Serializerは、対応するDjangoモデルのフィールドを定義し、クライアントに公開するデータの形式を決めます。また、クライアントから受信したデータの検証やデータの作成/更新といった処理も行います。

Serializerの使用方法
Serializerは、ビューやジェネリックビューなどのDjangoビューコンポーネントと組み合わせて使用されます。ビューでは、Serializerを使ってリクエストデータの検証や、レスポンスデータの生成を行います。これにより、ビューコードをシンプルに保ちつつ、データの変換処理を適切に管理することができます。

Serializerの拡張性
Serializerは、さまざまな機能を備えており、状況に応じて柔軟に拡張できます。例えば、カスタムフィールドの定義、関連モデルのネストされた表現、バリデーション規則の定義など、開発者のニーズに合わせてSerializerを拡張することができます。これにより、APIの要件に合わせて、適切なデータ構造を設計することができます。